2012年4月12日から16日まで、
    福島県へ支援に行ってきました。

 4月12日(木)
 午後、板野扶川事務所集合。古田美知代県議、扶川敦県議、山根由美子石井町議など7名で福島県福島市に向か」う。午後8時過ぎ富山市宿舎着。富山泊。
 
 4月13日(金))
 午後、福島市にある日本共産党福島県委員会事務所着。米、ニンジンを232戸分に小分け作業。
      
   ニンジン小分け作業する私と古田県議

      
  米の重量点検する扶川県議            小分け完了

  
  徳島板野のニンジン。
 
    
  磐梯山                               西会津付近の風景。車中より。


 4月14日(土)
 午前中、福島市渡利地区の除染の現状を視察。宮本福島県議、佐藤福島市議に案内いただく。弁天山中腹のお宅を見学。
    
  除染したお宅。この時の線量は1.3μシーベルト。地面の下に除染した土をポリ容器に入れて埋めてあるという。
 場所によって1.7μシーベルトの部分もあるという。

    
  黄色い杭は汚染土を埋めてある目印。   沢山のボランティアが弁天山除染作業に集まっていた。



原発から60キロも離れているのに放射線量が高い。佐藤市議宅付近では屋外で1.3〜1.7μシーベルト。室内でも0.75〜0.83μシーベルトもあった。
     
   庭が狭い家ではポリボックスを埋められず、土嚢で覆っている。仮置き場が決まらないため、自宅に置くしかないのだという。

 以前支援に通った原発近くの南相馬市よりずっと高い線量だ。徳島県では地上約1m地点で約0,064なので、線量計の数字を実際に見て驚いた。
 弁天山公園では全国からボランティアが集まって落ち葉を集めるなど「除染作業」をやっていた。この作業で約1割線量が減少したという。が……

  

 渡利地区は、「花咲き山」の名のとおり、桜、レンギョウ、サンシュウユ、などがいっせいに咲き乱れ、小雨にもかかわらず、花見ウォーキング客でにぎわっていた。風景が美しければ美しいほど、線量が高い地区なのだと心が痛む。


 午後、浪江町の方々が避難している桑折地区仮設住宅に物資を届けた。550`の米を全戸に配布できるよう2`ずつに小分けしておいた。ニンジン10本と米とを一軒一軒回って届けた。地元党支部や自治会の方々がお手伝い下さった。
同時に要望もお聞きした。浪江町の自宅は家も庭も広い家が多いということで、「狭い仮設で息がつまりそう」という声が多く聞かれた。大変な状況なのに、「遠い所から来てくれてありがとう。」と感謝され、「とにかく元気でいてくださいね。」と声をかけるのがやっとだった。
    
  主に浪江町の方々が住む桑折地区仮設住宅は300戸あり、14日時点で232戸入居。配布作業してくれた地元のみなさんと。
 4月15日(日)
 南相馬市へ。給食センターに、ニンジン、ねぎ、ブロッコリー、さつまいもなどを届ける。
 また、借り上げ住宅の方数名に支援を続けているお宅にも少々お届けしてきた。
  
 
 津波被害地区の様子をみてきた。がれきは無くなっているものの、あまり進展がないように見える。塩害と、何よりも放射線で農業再開のめども立たないという。
    


 午後、帰路に。昨日の雨は高山では雪だったようで、安達太良山も、磐梯山も、会津地方の山々もいっそう白くなっていた。 
   

午後7時30分富山宿舎着。
 行きにはまだつぼみだった桜がいっせいに咲いていた。夜お城の桜がライトアップされ、大勢の人出。

 4月16日(月)
 帰路。ひたすら走りに走る。午後徳島着。










    南相馬市で 2011年8月