2011年5月・6月 TOP |
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5月28日(金) 要望活動 津波が引いたあとの福井川で川岸のコンクリートが壊れていました。 地元の方に聞くと、「津波高はそれほど高くなかったが、なにしろスピードがあった。」ということです。低い津波でも破壊力は大きいのですね。 このままでは排水路が塞がって、大雨の時の内水被害が大きくなってしまう恐れがあります。この地域の世話役さんと県に対策を要望してきました。 また、市民の方から寄せられていた要望のため、市役所等を訪問し、あれこれしているうちに一日が過ぎたという感じです。 入梅 早くも入梅のニュースです。例年よりずいぶん早いです。 また、台風被害も心配されます。 この時期は、水害の心配な地区が多くありますが、最近、特に水はけが悪くて、大雨の時に内水被害がおきる場所がずいぶん増えたように思います。 田んぼが埋め立てられたり、田畑の砂利層を採取してしまったりで、雨水が浸透する条件が悪くなっています。 何より山林の保水能力が落ちています。そうした悪条件が一気に噴出してきているように思います。 内水被害の解決のためには、当該地区の対策はもちろんですが、町並みも農地も、山林も、安全な国土の保全の観点で考えていいかなければならないと思います。 、 |
福井川。白いガードレールが堤防のない部分 |
5月26日(木) 防災対策特別委員会 所管説明 防災対策にかかわるすべての部署の説明でした。 私は、梅雨の時期を前にして浸水被害の心配をされている福井川流域の方の声、特に津波被害のあった場所の対策などを求めました。(24日に書いた件) 津波が堤防を越えて押し寄せたのではなく、堤防がない所から進入してきて被害が起きた事を指摘し、堤防整備を早急に行うよう求めました。 また、津波ハザードマップで、「浸水予測」がされている地域にある県営住宅が、適切な避難場所となり得ているか問いました。付近にある高い建物が公営住宅のみであるような地域では、今後、避難場所となり得る公営住宅づくりをと求めました。 また高齢者など災害弱者を救う対策が必要ですが、県営住宅で避難訓練が出来ているかどうかもよくわからないということでした。 地域の絆が強いほど災害時に弱者救済の力が発揮できるといわれます。集合住宅の自主防災力をどう高めていくか、大きな課題だと思います。 |
報告会 県に申し入れする年金者組合。奥のピンク服が私、緑服が古田県議。 古田県議HPよりいただきました。 |
5月25日(水) 被災地支援活動報告会 ホテルクレメントで、報告会があり、古田県議とともに参加しました。 宮城県への支援で、気仙沼市の大島、南三陸町、石巻市にそれぞれ派遣された県職員や美波町職員の報告を聞きました。 大変な被災状況と、被災者の支援の様子、そこでの思いなどが語られました。それぞれの職員の方の懸命の支援活動がよくわかり、頭が下がる思いでした。同時に、浮かび上がってきた問題点も語られ、今後の防災計画への重要な課題を提起されたと思います。 医療救護班で診療活動をされた県立病院の三村さんは、支援に行った方自身が、もっとやれなかたのかと自身の無力さを感じる心の病気に陥る場合も多いと話されていました。それだけ、被災者皆さんが困難を極めているということなのでしょう。 大変な状況の中での活動であったにもかかわらず、皆さんのお顔は充実感にあふれていたように思います。「住民の命とくらしの守り手」としての自治体職員の使命を全うしているという充実感ではなかったかと感じました。 今後も支援活動が続くと思いますが、気をつけてお元気に活動されますように。 年金者組合県に申し入れ 午後は年金者組合から、県に対して、年金引き下げをさせないよう国に求めよという趣旨、また、高齢者など弱者に配慮した防災対策を求める趣旨の申し入れがあり、古田県議、扶川県議とともに参加しました。 この中で、30年も前から日本共産党などが原発の危険性を指摘してきたのに、聴く耳を持たなかった政府と電力会社の姿勢を批判する厳しい意見も出されました。 大震災以来、皆さんがより真剣に避難所の確保や原発問題を考えています。申し入れの趣旨を生かした議会活動に頑張らなければと思います。 |
H17年から工事が途切れている ここから津波が進入 |
5月24日(火) 浸水常習地域でお話を聞いて 阿南市の福井川流域では、毎年のように大雨による浸水がおきています。 床上浸水被害も度々で、河川整備が求められています。 3月11日の東日本大地震の際、福井町湊地区では押し寄せた津波で、床上浸水の被害がありました。 この付近の方に現状をお聞きしてきました。 福井川での津波による被害は、「想定外」の津波高だったからではなくて、河川堤防が無い所から津波が進入してきたものでした。 きちんと整備されていれば被害はなかったはずです。 もう7、8年前に、福井川の整備方針「」というりっぱな計画を見た覚えがありますが、計画あれども実行されずでは、被害が無くなりません。 地震・津波対策を万全に進めるためにも、河川」整備を求めて行きたいと思います。 |
5月22日(日) 今日も要望活動 午前中は、地元要望の道路や防犯灯設置の件で活動しました。 整備を要望している道路脇で地元の方と話していると、通りがかった方が、「たつたさん、排水路の掃除もお願いしたいんやけど。」と言うので、排水路を見に行くと、本当に土砂とヘドロがいっぱい積もっています。排水路脇の堤防も、草刈を毎年やってくれていたのが、昨年はやってくれなくて、今年はこんなに草ぼうぼうなんよ。」という具合に、次々と要望事項が増えていきます。 いっぱいの用事、忘れないようにがんばらなくては。 那賀川町商工会総会 初めて、那賀川町商工会総会にお招きいただきました。 合併後はじめて、総会に阿南市選出の県議全員を呼んでくださったとのこと。4名揃って参加させていただいたのですが、すごく喜んでくださいました。 私は、初めての場でしたが、それでも、私を知ってくれている方がいて、逆に激励していただいて恐縮でした。 商工にとっても、厳しい情勢ですが、市民のみなさんの願いである安全なまちづくりが地元を潤していくような事業になるよう求めて行きたいと思います。 |
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5月21日(土) 地元要望 地元から寄せられている要望のほとんどが、市へお願いに行く内容のものです。生活に密着している道路整備や、防犯灯設置、くらしの相談などがありますが、どれも切実で、安全にかかわることばかりです。 今日は要望実現のために、あちこちお願いに回りましたが、地元の有志の方々が快く協力してくださるので、本当に有りがたく頼りにさせていただいています。 市民にとっては、国、県、市の別は関係なく、地域が良くなる事が一番なのです。 行く先々で「たつたさん、ほんまに良かったなあ。」と、議席回復を喜んでくださるので、恐縮してしまいます。この声に答えるためにも、一生懸命要望活動を続けて行かなければと思います。 |
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5月17日(火)くもりのち雷雨 臨時議会 県議選後初めての本会議場です。 4年ぶりに議場に入り、浦島太郎状態ですが、この議席は、多くのみなさんの願いが込められているのだと、気持ちが引き締まる思いでした。 今日は、新しい議長・副議長が選挙で決まり、同時に委員会所属と各委員会の委員長・副委員長が決まりました。すべての役職は自民党会派が占めました。 こういう中で、少数会派であっても、県民の声をどう生かし提言していくのか、工夫が必要だと思います。 私は、経済委員会と、防災特別委員会に所属しました。 |
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5月16日(月)くもり 援助物資はまだまだ必要です ある方から、「被災地へ女性の下着等を送ってあげたいのですが。」と相談を受けたので、県と阿南市に救援物資の受付を行っているかどうか問い合わせました。 どちらも、「物資の受付は一時停止しています。」とのこと。もう十分に行き渡っているのでしょうか。 それで確認のために、日本共産党宮城県委員会に問い合わせをしてみたところ、必要なところに必要なものが行き渡っていない状況であることがわかりました。 特に、女性の下着、靴下、トイレットペーパー、石鹸、タオル、はみがきなど洗面用具、ベビー用品、鉛筆など学用品が不足しているそうです。生理用品なども不自由されているのではないかと心配です。 宮城県委員会では、物資を持って直接地域に出向き、必要な物をもって行ってもらう方法をとっているということです。 「生鮮食品も足りないのですが、無理も言えませんので。」とおっしゃっていました。本当に近ければ毎日でも届けてあげたいです。 それで、私も、上記の品物、集めて送ろうと思います。 きちんと住民のみなさんの所に出向いて届けている日本共産党や民主組織に物資を送りましょう。 5月15日付 宮城・石巻 炊き出し、救援物資提供も 5月16日付 仮設住宅前でフリーマーケット 岩手・釜石 |
5月15日(日)くもり 婦人会総会 阿南市婦人会総会にお招きいただきました。 最近、女性の生活スタイルや要望が多様化しているせいか、どこの地区でも婦人会活動の存続に頭を悩ませているようです。 しかし、あの大地震・大津波・原発事故による大災難をみるにつけ、日ごろからの地域の繋がり、絆を築いて行く事が大切だと痛感させられます。 現在にふさわしいやり方で、ご近所との絆を深めていく活動。それはやはり女性の力によることが大きいと思います。 防災、福祉の向上、エコな生活の提案、などなど、女性がやるべきことが沢山あります。 大変な状況の中、阿南市の婦人会の皆さんは、すごくがんばっておられます。お顔を拝見するだけで元気をもらいました。 、 |
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5月14(土)晴れ 太鼓ボランティア 午後、高齢者福祉施設で大人チームが太鼓出演しました。デイサービスの方には何度か行きましたが、入所の方々には初めて観ていただきました。 最初、どんどんどーん!大きな音にみなさんびっくりされたようですが、次第に目を輝かせ、身を乗り出して観て(聴いて)くださいました。 車椅子の方がほとんどでしたが、身体の動く部分を動かしてリズムをとって、出演者を応援してくださいます。 みなさんが喜んでくださると、演奏している私達も、うんと力が入ります。 太鼓の音は悪い物を追い払って幸せを呼ぶといわれています。 日本からあらゆる災難が追い払われますようにと、被災地の皆さんへも思いを込め、また聴いてくださっているみなさんがお幸せでありますようにと、全力全霊を込めました。 終わると汗びっしょり。当然ですが、私も歳ですから、体力・気力を使い果たしぐったりです。でも、充実感でいっぱい。 また聴いてくださいますように。 |
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津波避難タワー 阿南市津乃峰町新浜 |
5月13日(金)晴れ時々くもり 地震・津波対策で視察 12、13日と、視察が続きました。 地元阿南市の地震・津波対策、津波避難タワー(タスカルタワー)見学などを皮切りに、13日は兵庫県、大阪府と回ってきました。 あの大震災以後、徳島でも大津波が起きるのではないかという心配がますます高まっています。「避難指示」や「勧告」が出ても、これまでは実際に避難する人が少なかったようですが、今後は違ってくるのではないかと思えます。 それは、「この辺りだと、どこに避難したらいいでしょうか?」「適切な避難場所が見当たらない。」という声が大変多いことからも想像できます。 地震、津波!まず高い所に逃げること! それはわかるのですが、いわゆる「災害弱者」の方々をどうするのか、これはどこでも課題となっているようです。 どういう避難困難者が、どこにいるか、その情報を把握できていたとしても、誰が責任を持って避難誘導させるか、です。 足腰が弱くて、走って逃げるなどとても無理な高齢の方を、もし私がそばにいたとして、背負って階段を登ることが出来るでしょうか?NOとても無理です。 阿南市で初めて建設されているタスカルタワーへは、ご近所の方々が5分程度で避難できると想定しているということですが。 その「5分」は、平均年齢40歳代の方が逃げた場合なんだそうです。 うーん、そうなんかあ。 じゃあ、お年よりは、やっぱり無理やねえ。 どうしたらいいのでしょう??? 大阪府の津波・高潮ステーションのHP |
5月11日(水)くもりのち雨 復興支援に消費税、仕方ないの? ある方とお話していて、やはり東日本大震災の被災地のことが話題になりました。 「復興には莫大な費用がかかるわなあ。消費税の引き上げ仕方ないんかなあ。これ以上あげられたら、うちなんか小さな商売やからもうお手上げなんやけど。がまんせなあかんかなあ…」こんな疑問や思いを多くの方が持っているのではないでしょうか。 いや、というより、「国民が負担せなあかん」と思わされるように、世論誘導されていると思えてなりません。 この方も、「少ないけどね。」と義捐箱に募金を入れてくださった方です。 5月8日付共産党「復興口実に増税」を批判 5月4日付 被災者の声届ける党は 補正予算の論戦にみる 救援募金といえば、通学中の高校生が自転車を止めて、「今日のお昼代、節約するわ。」と100円玉を入れてくれたり。暖かい気持ちに、思わず目頭が熱くなることがたびたびでした。 みんなわが身を削って被災地を支援しています。 ところが、国会議員は何なんでしょうか。 政党助成金、日本共産党を除く政党が今年も分け取り?! こんな大変なときにですよ。「わが身を削って被災地支援」という庶民の常識は、国会では通用しないのでしょうか。 4月27日付け、しんぶん赤旗の主張を思い出しました。 政党助成金せめて返上し復興支援に回せ(4月27) 4月29日付今日の潮流 |
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5月10日(火)くもり 「浜岡原発を全停止」に関する しんぶん赤旗(日刊紙)の記事より 造ったことが間違い 原発問題愛知県連絡センター代表委員の一人、三枝豊明さん(元中電労働者)の話 本来なら国民の安全を守るという立場から自主的に停止するべきでした。 そもそも浜岡原発は地震の震源域の真上に建つ世界一危険な原発です。地盤が割れるような場所に原発を造ったこと自体が間違いでした。防波堤を造れば安全が確保できるなんて眉つばの話です。 中電が原発停止を停止を表明したのは前進です。しかし、社長の会見は、”原発は安全だが国の要請があったから仕方なく止めたのだ”と言わんばかりでした。「安全神話」に乗った会社の体質はまったく変わっていないように思います。 第三者による独立した規制機関をつくる。原発再開の是非は新委員会で判断することが必要です。 私たちは危険な浜岡原発の永久停止、廃炉をめざしてさらに運動を進めていきます。 |
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5月9日(月)くもり 原発やめて 福島原発の甚大な被害。ひとたび事故となれば、どんな事態になるか、目の当たりにしたのですから、ここ徳島には原発がないものの、「もう原発をなくしてほしい。」という声がずいぶん高まっています。 浜岡原発の近くに親戚が住んでいるとか、やはり当の福島にも親戚、知人がいるという方も多いのです。 仕事の関係で、東北地方から阿南に引越ししている方も少なくありません。 「○○さん、被災地にご親戚はいらっしゃらないですか?」とお尋ねすると、「そうなのよ、実はね…」と、家族や親戚、知人のことを心配されている声が戻ってきます。 「原発はいかんね、やめてほしい。」という声が、原発のない徳島県においても大きいということ、そして、阿南市民のみなさんの気持ちは、被災者のみなさんに寄り添っているということをしっかりと受け止めなければならないと思います。 あの県議選最中のこと、街頭から訴えていると、一人の女性が近づいてきて、「たつたさんは共産党の方ですか?」と聞かれました。もう一人女性候補(自民系)が出ていたので、確認されたようです。 「はい、そうです。」と答えると、「じゃあ、入れますから。原発のことちゃんと言ってきたのは共産党だけだから。」とおっしゃるのです。 原発関連の政策ビラを読んでくれていたのでしょうか。それとも、もっと以前から、日本共産党の国会質問などを見てくださっていたのかも知れません。 「原発を推進してきた勢力が何の反省もせず、首相の足を引っ張ってばかり」という声も多く聞きます。 市民のみなさんの目は曇りなくまっすぐです。 |
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5月8日(日) 及川一郎 陸前高田市議のご冥福をお祈りいたします。 3.11重税反対集会に参加したあと、大地震・大津波の犠牲となられ、行方不明だった及川一郎議員は、4月26日に遺体で発見されていました。 最後まで避難誘導をされていたということです。日本共産党市議として、市民の命の守り手という使命を全うされたのですね。 もう何年も前になるのですが、私は、HPを立ち上げようと、参考になるページを探していて、偶然及川さんのHPにたどり着いたのです。 そこには、「及川一郎のハイパチリ」というページがあって、美しい陸前高田市が紹介されていました。 とてもほのぼのとしていて、陸前高田市という町が一気に身近に感じられました。 今ふたたび、HPを再開しようとして、「お気に入り」に入っていた及川さんのページが偶然、開いたのです。 お電話で、HPの作り方を教えていただいた時のことを思い出しました。 胸がいっぱいで、言葉もありません。 「及川一郎のハイパチリ」は今も私の「お気に入り」です。 ここに写っている陸前高田の風景とともに、及川一郎さんもここにいます。 及川一郎のハイパチリ |